東京都交通局 「屋内外シームレス測位サービス実証実験」に協力
東京都交通局は、国土交通省が実施している「高精度測位社会プロジェクト 屋内外シームレス測位サービス実証実験」に協力している。
この実証実験は、歩行者に目的地までの最適な道順をスマートフォンで案内するもので、2017年2月28日まで、東京駅周辺(三田線大手町駅など)、成田空港、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)、新宿駅周辺(大江戸線新宿駅及び新宿西口駅など)で行っている。
◆実証するナビゲーションサービスについて
本サービスは、屋内空間各所に設置した「ビーコン」と呼ばれる無線機器や既設されている「Wi-Fi」等からの信号と新たに整備した「屋内電子地図」などの「空間情報インフラ」を活用し、現在位置から目的地までナビゲーションするサービス。今回の実証実験では、屋内外シームレスなナビゲーションの利便性を体感していただくとともに、今後の応用に向けた知見を収集します。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、訪日外国人や高齢者、障害のある方々など、誰もが目的地へ円滑に移動できるための「バリアフリー・ストレスフリー社会」の実現を目指します。
【今年度実証実験のポイント】
・わかりやすい経路案内に必要な地図情報の精査
・屋内測位用の電子機器(ビーコン)の設置・維持管理に係る負担を軽減するため、既設Wi-Fiの活用等により、ビーコンの設置数を最小化
・車いすやベビーカー使用者向けに、段差、傾斜、通路幅等のバリアを避けた経路を案内
・外国人にも利用していただくため、英語版アプリケーションを提供
・実証実験用アプリケーションとして、Android版に加え、iOS版を提供
・屋内電子地図や測位環境を民間サービス事業者等に提供し、各者の実サービスにおける実証等を実施
報道発表資料:屋内での移動を支援するナビゲーションサービスの実証実験をターミナル駅・国際空港・スタジアムで開始します! - 国土交通省
東京都交通局