仙台市地下鉄東西線 国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰
2017/01/18
仙台市の津波避難施設整備事業および地下鉄東西線建設事業の2事業が、公共交通機関、道路、建築物などの国土交通分野におけるバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人・団体を表彰する第10回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞した。
地下鉄東西線建設事業【計画段階からの障害当事者参加による、地下鉄車両と駅舎のバリアフリー化】の受賞理由は、2015年12月に新たに開業した地下鉄東西線の整備に当たり、計画段階から障害当事者の参加のもと意見聴取を行い、設計等に反映させていること。その結果、車いすでも介助無しで乗降できるなど、車両と駅舎の双方において最先端のバリアフリー化がなされていること。
地下鉄東西線建設事業は、自動車交通に過度に依存しない都市構造とするため、地下鉄南北線に加えて東西方向の軌道系交通機関として骨格交通軸を形成すべく整備された本市の基幹プロジェクト。市南西部の八木山地区から都心部の仙台駅付近を経て市東部の業務地区を経由して荒井地区へ至るルート、営業キロ13.90km、13駅を約30分で結ぶリニアモーター式地下鉄。2003年に鉄道事業法に基づく鉄道事業許可を取得、2006年に本体土木工事に着手し、途中東日本大震災により約半年間の工事中止期間を挟んだものの、2015年12月6日に開業した。