地下鉄堺筋線天神橋筋六丁目駅の折り返し線での火災(2/2.6)への対策
2017/04/04
2017年2月2日(木曜日)と2月6日(月曜日)に大阪市営地下鉄堺筋線天神橋筋六丁目駅の折り返し線で発生した、火災による運行見合わせについて、大阪市交通局は、発生以降、その原因究明と対策を行ってきた。
原因については、現在も関係機関で調査中だが、交通局としての原因の推定と対策を取りまとめた。
1回目の発煙の原因はは、レール周りに蓄積していた粉塵により、レールとまくらぎ間で一時的に短絡し、軌道パッド等の軌道材料が熱を帯び発煙したのではないかと考えていた。その対策として発煙箇所付近の粉塵を清掃するとともに、発煙箇所の軌道パッド等の軌道材料を交換し、レールクリップ等を撤去した。
2回目の発煙については、絶縁性が低くなっていた箇所から、レールに流れる電流がまくらぎへ流れ、軌道パッド等の軌道材料から発煙したものと推定している。
レールとまくらぎの絶縁性の向上を図るとともに、レールの継目を絶縁化することによって発煙箇所のレールに電流が流れないように対策を行った。今後、軌道構造の絶縁性の向上を図るため、発煙箇所を含む同種まくらぎを敷設する区間のレール・軌道パッド等の交換及びレールクリップ・まくらぎの清掃を実施する。