長崎電気軌道 昨年の脱線事故に関する説明資料を九州運輸局に提出
長崎電気軌道は、2016年6月2日に発生した公会堂前脱線事故に関し、国の運輸安全委員会による調査と並行して、独自に調査を進め、事故原因と再発防止策をとりまとめた報告書を九州運輸局に提出した。
長崎電気軌道ホームページで「公会堂前交差点脱線事故に関するご説明資料」をPDFで閲覧することができる。
線路関係においては「車輪がクロッシング部ガードノーズ箇所に繰り返し接触したことによる変形があり、車輪が乗り上がり易い状態になっていたこと」 が直接原因と推定している。
当面の対策として点検巡視作業の強化、恒久的対策としてクロッシングの設計変更や当該交差点の曲線半径を緩和を挙げている。
今のところ、2017年11月頃の運転再開を目指してのスケジューリングとなっている。