JR九州 平成28年度 第2四半期(4月~9月累計)決算
2017/09/10
当四半期決算に関する定性的情報
◆連結経営成績に関する定性的情報
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新興国経済の減速の影響等が一部にみられるものの、雇用・所得環境の着実な改善を背景に個人消費が底堅く推移するなど、緩やかな回復を続けました。一方で、本年4月14日に発生した「平成28年熊本地震」については、復旧・復興需要が徐々に顕在化する等持ち直しの動きがみられるものの、熊本・大分両県を中心とした観光産業等は厳しい状況が続きました。
このような状況の中、当社グループは、「JR九州グループ中期経営計画2016-2018」のもと、「やさしくて力持ちの“総合的なまちづくり企業グループ”」を目指し、すべての事業において安全を基本に、より一層のサービス向上に努め、各事業において積極的な事業展開による収益の拡大を図るとともに、より効率的な業務運営と徹底的なコスト削減を推進してきました。また、「平成28年熊本地震」からの早期復旧に向け、安全を最優先にグループ一丸となって取り組んだほか、被災地域の復興に向けた連携を図ってきました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は1,720億89百万円となりました。「平成28年熊本地震」の影響等による鉄道旅客運輸収入の減やマンション販売収入の減などにより減収。
また、営業利益は283億5百万円、EBITDAは352億78百万円、経常利益は294億64百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は199億7百万円となりました。連結営業利益及び経常利益は、昨年度末の鉄道事業固定資産の減損損失計上による減価償却費の減などにより増益となりました。営業利益、経常利益ともに過去最高。親会社株主に帰属する四半期純利益は、「平成28年熊本地震」等に係る災害損失引当金の計上などにより減益となりました。
◆連結業績予想に関する定性的情報
現時点での2017年3月期の通期の業績予想につきましては、2016年10月25日に公表した「東京証券取引所市場第一部への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」の予想から変更はありません。当期末配当予想も同じく変更なし。