JR東日本、経済産業省「第8回キャリア教育ア ワード」優秀賞受賞
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は次代を担う子どもたちに「環境問題」や「社会とのつながり」を理解してもらうことを目的に、環境担当者に加え現役の駅員・車掌・運転士などが講師となって、自身の仕事の経験を含めながら、鉄道という公共インフラを題材に環境やくらしについて考える「出前授業」を展開している。
本活動の継続性や鉄道会社ならではのプログラム内容などが評価され、経済産業省主催の「第8回キャリア教育アワード」において、大企業の部の優秀賞を受賞した。鉄道事業者単独の取組みとして初めての受賞となる。
■JR東日本の出前授業
鉄道という公共インフラを題材に環境やくらしなどについて考える「環境にやさしい鉄道の秘密を探れ」と、小学校5年生社会科の「情報ネットワーク」に関連付けきっぷとICカードの違いや、ダイヤが乱れた際にどのように利用客に情報を伝えるかなどについてを考える「鉄道と情報ネットワークを探れ」の2種類のプログラムを用意し、学校のニーズに合わせて実施している。(2016年度は約80校で実施。)
出前授業に関する問い合わせは、JR東日本 出前授業事務局( eco@jreast.co.jp )まで。ただし、2017年度の募集は終了している。
■受賞にあたって評価された主な点
・鉄道という公共インフラを題材に、持続可能な社会への取組みや、ICT技術の活用、情報ネットワーク社会の実態を分かりやすく学べる内容となっており、汎用性が高く職業観の醸成につながっている。
・鉄道会社の持つ様々な業務のエッセンスを生かしながら子どもたちの記憶に残る出前授業を展開している。
■キャリア教育アワード
産業界による優れた教育支援活動の取組みとその効果を広く社会で共有し、それらの活動を奨励・普及・促進することを目的に、企業や経済団体による教育支援の取組みを公募し、優秀と認められる事例を表彰するもの。
○第8回キャリア教育アワード受賞者
【経済産業大臣賞(大賞)】※経済産業大臣賞受賞者のうち、総合的に最も優秀と認められる企業・団体等
・大企業の部:阪急阪神ホールディングスグループ(阪急阪神ホールディングス(株)、阪急電鉄(株)、阪神電気鉄道(株)他29社)
【経済産業大臣賞(最優秀賞)】
・中小企業の部:一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会
・コーディネーターの部:富山県中学生ものづくり教育振興会
【優秀賞】
・大企業の部:南日本ハム株式会社、東日本旅客鉄道株式会社
・中小企業の部:株式会社ピュアタウン苅田、株式会社エデュケーショナルネットワーク イー・スタッフ
・コーディネーターの部:いしかわ就職・定住総合サポートセンター(ジョブカフェ石川)
【奨励賞】
・大企業の部:キリン株式会社 こども国連環境会議推進協会、三菱電機グループ
・中小企業の部:仙台商工会議所青年部(仙台YEG)、特定非営利活動法人ハナラボ
・コーディネーターの部:株式会社キャリア・ナビゲーション
第8回「キャリア教育アワード」及び第7回「キャリア教育推進連携表彰」受賞者が決定しました! ~平成29年度キャリア教育推進連携シンポジウムを開催します!(受賞者の表彰式も行います)~(METI/経済産業省)