JR東日本グループ、サービスロボットの開発・導入加速~LLP設立(7/14)
JR東日本グループは、「技術革新中長期ビジョン」の実現のため、JR東日本研究開発センターを中心にサービスロボットの研究開発をすすめている。
サービスロボットの開発・導入を加速するため、2017年7月14日(予定)、JR東日本グループのグループ会社を中心とした有限責任事業組合(LLP)を設立し、社外の技術や開発パートナーの募集を行っていく。
◆対象とする業務とロボット
○案内:鉄道に不慣れな利用客への案内、外国語対応
○移動支援:身体の不自由な方へのサポートや手荷物の運搬
○清掃:駅構内、列車、駅ビル、ホテルなどでの清掃
○セキュリティ:駅構内、駅ビル、ホテルなどでの警備支援
○その他:駅構内配送等の物流業務支援 など
◆JR東日本グループが求めるサービスロボットの技術的課題
(1)駅構内、駅ビルなどには、多くの利用客がいるため、ロボットへの制約が多い
(2)空港やオフィス等と異なり段差や傾斜が多い場所での利用
(3)上記課題解決のため、センサーやネットワーク、AIなどを活用した制御が必要
◆有限責任事業組合(LLP)「JRE ROBOTICS STATION, LLP(仮称)」
サービスロボットの開発・導入を加速するため、JR東日本グループのグループ会社を中心とした有限責任事業組合(LLP)「JRE ROBOTICS STATION, LLP(仮称)」を設立する。
「JRE ROBOTICS STATION, LLP(仮称)」は、JR東日本グループのニーズや課題を整理し、その解決のためのロボット技術や開発パートナーを広く募集する。また、JR東日本が保有する実際の駅と同等の空間と機能を有する実験設備「Smart Station実験棟」や実際のフィールド等での実証実験の調整などを行う。