釜石線シカ対策 輸送障害発生防止のため、列車に排障器を試験導入
東日本旅客鉄道(JR東日本)盛岡支社管内では、列車とシカなど動物との接触事故がたびたび発生している。なかでも、釜石線でのシカとの接触が特に多いため、これまでにシカの忌避効果があるとされているライオンの糞から抽出した成分を含む忌避剤の散布や、侵入防止ネットの設置を行ってきた。
今年からは新たな取り組みとして、列車がシカ等と接触した際も早期に運転再開ができるよう、試験的に排障器を設置している。
◆列車への排障器の試験導入
・設置時期:2017年2月~
・設置列車:キハ100系(1両1編成)
・運行区間:主に釜石線、東北本線
・特徴:シカ等が接触した際も、車両床下へ巻き込みにくい形状とすることで、早期運転再開を図る。