JR東日本大宮支社 東北新幹線にレール交換システム(REXS)を導入
東北新幹線は、1982年の開業から35年が経過し、開業時に敷設したレールが交換の時機を迎える。そのため、JR東日本大宮支社は、2017年2月から約8年間をかけて、大宮支社管内の東北新幹線のレールをほぼ全て交換するため、世界初となる「新幹線レール交換システム」を導入し、順次、交換作業を実施していく。
新幹線レール交換システムは、レール交換の主な作業である運搬・積卸・交換・溶接を、安全かつ効率的に機械で施工することができるシステム。
モータカー、レール運搬車、レール積卸車(レールマニピュレータ・レール交換機搭載)、フラッシュバット溶接車から構成される12両編成(車両長230m)となる。
新幹線レール交換システムは、Plasser & Theurer 社(プラッサー&トイラー社、オーストリア)とROBEL社(ローベル社、ドイツ)の機械を組み合わせている。モータカー、レール運搬車編成、フラッシュバット溶接車をいずれの運転台からも操作できる協調制御は、世界初。
愛称は「REXS(レックス)」で、Rail EXchange Systemの頭文字。