山手線・京浜東北線など30駅のホームドア設置を更に前倒し
2017/04/29
JR東日本は2020年度末までに山手線4駅、京浜東北・根岸線27駅、総武快速線新小岩駅及び中央緩行線千駄ケ谷・信濃町駅の計34駅にホームドアを整備する計画を進めていたが、計画の見直しを行い、整備時期を前倒しすると発表した。
さらに現在、横浜線町田駅で試行している「スマートホームドア®」について、実用化を目指した検証作業を進めること。人が危険と感じる度合いが高い色彩を用いてラインを引くことにより、視覚的・心理的にホーム端部の危険性に対して注意喚起を行う「CPライン」の整備を進め、引き続き設置効果等の確認を進ること。ガードマンを増配置すること。「声かけ・サポート」運動強化キャンペーン期間を延長することもあわせて発表した。
■ホームドア整備時期の前倒し
京浜東北線蕨駅を含め2020年度末までに整備予定としていた34駅のうち30駅について、施工計画の見直しや工事着手時期の前倒し等により、2019年度末までの整備完了を目指す。ここに入らない山手線東京駅、京浜東北線東京駅、中央緩行線千駄ヶ谷駅および信濃町駅も2020年度第1四半期までに整備予定。
■CPラインの整備拡大
これまでに10駅(渋谷駅、蒲田駅、横浜駅、町田駅、長津田駅、大宮駅、武蔵浦和駅、吉祥寺駅、国分寺駅、佐貫駅)に整備しているが、2017年3月末までに、蕨駅のほか、4駅(池袋駅、四ツ谷駅、武蔵小杉駅、鎌倉駅)にも整備を進め、引き続き設置効果等の確認を進める。
■ガードマンの増配置
目の不自由な利用客への声かけや案内誘導、乗車するまでの見守りをさらに充実させることを目的として、ホームドアが設置されておらず、利用客が多い駅を中心に2017年2月中をめどに、34駅へガードマンを増配置する。
■「声かけ・サポート」運動強化キャンペーン期間の延長
付き添いがいない目の不自由な利用客や、お困りの利用客に対して声かけを行う「声かけ・サポート」運動に取り組んでおり、2016年11月25日から2017年1月20日を強化キャンペーン期間として、首都圏の鉄道事業者と連携して取り組んでいたが、この期間を2017年3月31日まで延長。
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