新製の2600系特急形気動車2編成が2/15に高松運転所に到着
JR四国が予讃線、土讃線、高徳線で使用している2000系特急形気動車の老朽取替のため、新製していた2600系特急形気動車が完成し、2月15日に高松運転所に到着する。最高運転速度は120km/h。
◆完成両数 4両(2両編成×2)
◆車両の主な特徴
【デザイン】
○デザインコンセプト
“Neo Japonisme (ネオジャポニスム)” をコンセプトに、日本の伝統意匠を現代風にアレンジしたデザインで、安らぎと先進性をあわせ持たせた特急車両とした。
○エクステリアデザイン
四国の豊かな自然「青と緑」に映えるディープレッドを基調としたカラーリングとし、吉兆の伝統配色「赤と金」で次世代の特急列車を彩っている。ディープレッドのラインを筆の流れにみたて、紅墨汁のにじみのごとく、赤い色彩がステンレスボディに染み入る様をゴールドの縁取りで表現。
○インテリアデザイン
和柄をモチーフとした装飾を、ドアやシートのアクセントデザインに用いて、伝統と先進性をそれぞれ対比・強調させるデザインに。
客室は、車両毎に「臙脂(えんじ)」と「紺」のシートモケットで彩り、それぞれ味わいの違いを楽しめる車内空間を演出。
【客室設備】
○腰掛は、8600系特急形直流電車の普通車と同タイプを採用。
背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニング機構を採用し、座り心地の向上を図っている。
各座席にはコンセント・可動式枕・ドリンクホルダー・コートフック等を設置した他、モバイルパソコン等の利用を考慮し、テーブルの大型化を図っている。
○バリアフリー整備ガイドラインを考慮した車内設備とし、車いす対応多機能トイレを設置。多機能トイレには、オストメイト対応設備、ウォシュレット、子ども連れの利用客を考慮したベビーベッド、ベビーキープの他に、フィッティングボード等を設置。
○客室照明にはLED照明を採用し、消費電力の削減とメンテナンスの軽減を図っている。
○車内に非常通報装置(SOSボタン)、防犯カメラを設置。