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JR東海 2017年度重点施策「輸送サービスの充実」

東海旅客鉄道(JR東海)は、2017年度重点施策のひとつとして「輸送サービスの充実」を挙げ、取り組みを進める。設備投額は470億円。

■鉄道の利便性・快適性を高める
<新幹線>
・「のぞみ10本ダイヤ」を活用して、利用客の多い時期や時間帯に、需要にあわせたより弾力的な列車設定に引き続き取り組む。
・N700A(3次車)の投入を引き続き進めるとともに、既存車両に地震ブレーキ停止距離の短縮等の3次車の特長を反映させる改造工事に着手する。
(参考)N700A(3次車)は2016年度から2019年度までに20編成投入。2017年度は7編成。

N700A

N700A

<在来線>
・「しなの」、「ひだ」等の特急列車について、需要にあわせ弾力的に増発や増結を行う。
・東海道本線(岡崎駅~豊橋駅間)において、利用客の利便性のさらなる向上を図るとともに、利用状況にあわせた効率的な体制を構築するため、本年10月に集中旅客サービスシステムを導入する。

ワイドビューしなの

ワイドビューしなの

■より安心して鉄道をご利用頂くために
・N700Aの客室内等への防犯カメラ増設工事を完了し、更なるセキュリティ向上を図る。
・東海道新幹線の品川駅、新横浜駅において、追加設置する可動柵の使用を開始するとともに、在来線については、車種や両数が様々であるというJR東海の実情に適合した可動柵の開発を進め、金山駅での実証試験に向けて取り組む。
(参考)金山駅での可動柵の実証試験は2018年初より実施予定。
・在来線のホームにおける内方線付き点状ブロックへの取替について、乗降5千人以上の駅での取替計画を3年前倒して完了する。(参考)乗降1万人以上の駅には整備完了済み。3千人から5千人の駅には2年前倒して2018年度に完了予定。
・在来線駅におけるエレベーターや多機能トイレの設置等バリアフリー設備の整備を引き続き推進する。

ホーム可動柵(名古屋駅)

ホーム可動柵(名古屋駅)

関連:JR東海 2017年度重点施策と関連設備投資 設備投資額は4,570億円

JR東海 Central Japan Railway Company

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