JR西日本 12月定例社長会見 最近の営業・輸送概況
■JR西日本 最近の営業・輸送概況
【取扱収入】
11月直営の取扱収入は、前年の3連休が勤労感謝の日、11月21日から23日までの反動があるものの、秋の行楽などの利用が好調であったことから、前年を上回った。近距離は前年を下回っているが、これは曜日配列の影響で、休日が前年より1日少なかったことにより、観光利用による収入が減少したためだと考えている。
前年同日比 | ||||
収入計 | 近距離券 | 中長距離券 | 定期券 | |
11月 | 101.6% | 99.7% | 101.9% | 102.9% |
12月(12/16まで) | 102.4% | 102.9% | 103.2% | 97.2% |
※駅などでの取扱高(消費税を含む)を示します。
※直営の速報値。(旅行会社発売分などを除きます)
【利用状況】
11月の利用は、前年3連休だった勤労感謝の日の反動減や、曜日配列の影響で、前年と比較して休日が1日減になったことから、山陽新幹線で100%、北陸新幹線は89%で、開業効果や昨年実施した北陸デスティネーションキャンペーンの反動によるものと考えている。そのほか、在来線特急99%、アーバンエリアでは100%となった。休日1日減の影響を除いた同曜比較では、10月と同様に堅調に推移している。
前年同日比 | ||||
山陽新幹線 | 北陸新幹線 | 在来線特急 | アーバンネットワーク | |
11月 | 100% | 89% | 99% | 100% |
12月(12/16まで) | 104% | 100% | 105% | 103% |
※実績は速報値。
【今後の取り組み】
山陽新幹線の利用は、九州観光推進機構の取り組みなどにより、前年並みを確保。九州観光復興キャンペーンが12月で終了することに伴い、来年の1月から3月に、鹿児島県の指宿方面へ、鹿児島県と連携し、「春。鹿児島キャンペーン」を実施する。
また、北陸新幹線では、「Japanese Beauty Hokuriku キャンペーン」や、信越への「JR Snow Resort 2016-17」キャンペーンを展開している。引き続き、北陸の魅力をJR東日本、JR東海、地元とともに伝え、より多く利用されるよう努めていく。