2017秋 東海道本線（幸田駅など）に集中旅客サービスシステム導入
東海旅客鉄道（JR東海）は、東海道本線（岡崎駅～豊橋駅間）に、現在武豊線で導入している集中旅客サービスシステムを導入する。約2.9億円の工事費を投じ、2017年4月工事着手、10月に使用開始予定。
■集中旅客サービスシステムの概要
①遠隔でのきっぷの確認や案内センターのオペレーターとの会話を可能にすることで、現在、早朝夜間等の駅係員不在時はサービスを停止している、きっぷの購入・精算・ICカードへのチャージ等について、列車を運行する全ての時間帯で行えるようになる。
②案内センターのオペレーターが、カメラにより駅の状況を把握するとともに、きっぷの精算を行う他、利用客からの質問への対応や、声掛け、案内放送等を行う。
③現地での案内等が必要な場合には、係員が現地に出向き、顧客対応を行う。
○導入駅：相見駅、幸田駅、三ケ根駅、三河塩津駅、三河三谷駅、三河大塚駅、愛知御津駅、西小坂井駅（計8駅）
※幸田駅と三河三谷駅には、上記８駅に出向く係員を配置。
○設備：インターホン、券面確認台、カメラ、スピーカー（遠隔放送用）等
■遠隔サポート機能付指定席券売機の設置
・集中旅客サービスシステム導入駅のうち、指定席券購入のニーズが高い幸田駅には、遠隔サポート機能を付加した指定席券売機を導入。
・この券売機では、従来の指定席券売機で購入できる新幹線の指定席特急券などのほか、インターホンを通じたオペレーター対応により、証明書を必要とする割引のきっぷ等も購入可能。