「横浜版インバウンドパス(仮)」国際会議参加者向け実験事業集計結果
公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー、パシフィコ横浜(株式会社横浜国際平和会議場)、横浜高速鉄道株式会社は、2016年7月24日から開催された第31回国際心理学会議(ICP2016)において、「横浜版インバウンドパス(仮称)」実験事業を実施した。利用者アンケートを集計したところ、特に要望が高い結果を示したのは、鉄道と海上交通との連携、観光・文化芸術施設の入館特典、そして鎌倉等の他都市との広域連携であり、これらがインバウンド受入強化として横浜を訪れる外国人のおもてなしに有効であるという結果となった。今後は、2019年以降に開催予定の大型国際スポーツ大会などを見据え、具体化に向けた検討を更に進めていくとのこと。
■「インバウンドパス(特典付企画乗車券)に関する利用者アンケート」集計結果の要点(抜粋)
・購入したいと思うインバウンドパスの交通の組み合わせについては、「鉄道全駅自由乗降」のニーズが高く、年齢層が高くなるにつれて「鉄道全駅自由乗降&シーバス(クルーズ船を含む)」の海上交通が高かった。若年層には「鉄道全駅自由乗降&市内バス」の要望も多い。
・特典メニューでは、「アトラクション等の入場無料券」及び「文化芸術施設入場無料券」の人気が最も高かった。
・インバウンドパスで訪問した市内エリアでは、会場の「みなとみらい地区」以外では中華街などへの回遊に効果があった。
・範囲を近隣に拡げると、「横浜臨海部」以外では「鎌倉」や「東京中心部」「箱根」の人気が高い。
以下、回答結果の詳細は、横浜高速鉄道のホームページで公開されている。