東武鉄道とドコモが5Gサービス創出に向けた協力 スカイツリー一帯等で
2017/09/10
東武鉄道と株式会社NTTドコモは、ドコモが2020年の商用サービスの開始をめざしている第5世代移動通信方式(5G)において、2017年5月以降、5Gを活用した両社のサービス領域の拡大につながる新しいサービス・コンテンツ創出に向けた共同実証実験を東京スカイツリーや東京ソラマチ®等の東武グループ施設でおこなっていくことに合意した。
東武鉄道とドコモはまず、東京スカイツリーを中心としたエリアにおいて、5G環境を構築し、5Gネットワーク上で、新しく開発するVR(バーチャル・リアリティ)等を活用した観光案内コンテンツやライブ配信サービスのトライアル版を提供し、5Gを活用した新たなサービスを実際に体感できる場を用意する予定。
共同実証実験で、ドコモは実証フィールドとなる東武グループ施設における5G環境の構築をおこない、東武鉄道は交通・観光各施設利用客への新たな付加価値を創出すべく、ドコモと共同で5Gを活用した新たなサービス・コンテンツを開発し、5Gを活用したサービスの有効性を両社で確認する。
本共同実証実験は、ドコモが構築する「5Gトライアルサイト」にておこなうもの。
「5Gトライアルサイト」とは、5Gの商用サービス創出に向けて、5Gの特長である超高速・大容量通信、低遅延、超多数の端末接続を活用した新たなサービス・コンテンツをパートナー企業と幅広く連携して開発し、有望なサービスについて一般客にも体験してもらうもの。
◆実証実験内容の想定
<5Gサービス・コンテンツ>
VR(バーチャル・リアリティ)・AR(拡張現実)等を活用する観光案内コンテンツや大型モニターでのライブ映像配信、観光地での移動をもっと楽しくする鉄道やバスへの観光情報のリアルタイム配信などを予定。
<5Gネットワーク>
実証フィールドにおいて、28Ghz帯の周波数帯を利用し、最大通信速度5Gbps以上をサポートする5Gネットワークを構築し、5G時代の実使用環境を想定した無線通信実験を実施。今後は28Ghzだけでなく、4.5Ghz帯でも実験をおこなっていくことを計画している。
◆実証実験開始時期(予定)
2017年5月以降
◆実証フィールド(予定)
・東京スカイツリー®、東京ソラマチ®など東京スカイツリータウン®一帯(東京都墨田区)
・浅草駅ビル「EKIMISE(エキミセ)」(東京都台東区)
・路線バス:スカイツリーシャトル®(上野・浅草線等)の一部区間
・鉄道:東武スカイツリーラインの一部区間、日光エリア等