東京2020大会に向けて、有楽町・新木場・新橋・浜松町の各駅改良工事
東日本旅客鉄道（JR東日本）は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会（東京2020大会）期間中に利用が多く見込まれる競技会場周辺の駅や、ベイエリア競技会場・空港アクセス路線への主要乗換え駅において、改札口やコンコースの拡張、バリアフリー設備の拡充等の駅改良を進めており、既に千駄ケ谷駅・信濃町駅・原宿駅については工事に着手している。
加えて、有楽町駅・新木場駅・新橋駅及び浜松町駅についての具体的な計画が発表された。今回、駅改良を計画している4駅の工事費総額は約250億円を見込んでおり、2020年春頃までに使用開始予定。
【有楽町駅】
①エレベーターを大型化すると共に、国際フォーラム口と中央口のコンコースを結ぶ通路を新設して国際フォーラム口にもバリアフリールートを整備するなど、バリアフリー設備を拡充。
②階段、コンコースやトイレを拡張し混雑緩和を図る。
③京浜東北線にホームドアを新たに設置し、安全性の向上を図る。
有楽町駅外観（国際フォーラム口）
【新木場駅】
①エレベーターを増設し、バリアフリー設備を拡充。
②ホームとコンコースの利用客の動線がスムーズになるよう、階段とエスカレーターを増設。
③コンコース、改札口やトイレを拡張し混雑緩和を図る。
新木場駅改札口
【新橋駅】
①烏森改札口やコンコースを拡張し、混雑緩和を図る。
②ホーム上の大屋根を拡張することで、柱の少ないホームを実現。
③山手線と京浜東北線にホームドアを新たに設置し、安全性の向上を図る。
新橋駅大屋根の拡張
【浜松町駅】
①エレベーターを大型化し、バリアフリー設備を増強。
②東京モノレールとの乗換え動線がスムーズになるよう、乗換通路を相互通行化。（2018年3月供用開始予定）
③山手線にホームドアを新たに設置し、安全性の向上を図る。
浜松町駅改良計画