JR九州 近郊型車両811系をリニューアル(4/27運行開始) 水戸岡氏監修
JR九州は、JR九州発足後初めて製作した近郊型車両811系をリニューアルする。リニューアルのデザインは、クルーズトレイン「ななつ星in九州」などのデザインも手掛けた水戸岡鋭治氏が監修。また、走行のための機器を一新するとともに、車内照明をLED化し、環境負荷を低減した車両とした。現在、リニューアル車両は1編成のみだが、他の811系も順次リニューアルする。
■デザインコンセプト「Old is New ~伝統と革新の電車~」
○外観:車体側面のラインをフレッシュな青に変更し、最新機器を導入した新しい車両であることを表現。
○内観:九州の伝統的な織物をイメージしたシートの柄とし、九州の伝統を表現。
■リニューアルの主なポイント
○車体側面のラインおよび車体の標記をフレッシュな青色に統一。
○クロスシートをロングシートに変更。シートの柄は九州の伝統的な織物をイメージ。
○モーターおよびその制御装置を一新し、エネルギー効率の良いSiCハイブリッドモジュールを採用したVVVF制御方式に変更。
○車内の照明をLED化し、環境負荷を低減。
■運行
(1)運行開始日 2017年4月27日を予定
(2)運行区間
・鹿児島本線 門司港駅~荒尾駅
・長崎本線 鳥栖駅~肥前山口駅
・日豊本線 小倉駅~宇佐駅
※運行区間は車両の運用により変更する。