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JR西日本 第3四半期前年同期比 営業収益0.9%減、経常利益4.3%減

西日本旅客鉄道株式会社は平成29年3月期第3四半期決算を発表した。

鉄道事業の収入をあらわす運輸収入は第3四半期では前年から増加に転じたものの、第1四半期における熊本地震の影響や北陸新幹線の開業効果が一巡したこと等の影響により、第3四半期累計期間では減収となった。また、流通業はセブン-イレブン・ジャパンとの提携店舗の売上げが順調に推移したことにより増収となった一方、不動産業は前年同期のマンション分譲の反動減により減収となった。
この結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は前年同期比0.9%減の1兆660億円、営業利益は同4.7%減の1,577億円、経常利益は同4.3%減の1,432億円、法人税等を控除した親会社株主に帰属する四半期純利益は同5.4%減の925億円となった。
通期業績予想については、第3四半期までの業績がおおむね想定の範囲内で推移していることから、連結・単体ともに2016年10月27日発表の予想を変更していない。
具体的な施策として挙げられたのは、技術の向上を目的として取引先である日本信号株式会社の株式を一部取得し、より提携を強化するとともに、不動産事業の拡大、強化を目的として菱重プロパティーズ株式会社の株式を取得する契約を締結し、また、地域との連携を深め事業創造を促進していくコーポレート・ベンチャー・キャピタル「株式会社JR西日本イノベーションズ」の設立を行ったこと。地域共生について、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の6月からの運行開始に向けた準備を進めるとともに、西日本エリアの新たな地域産品の発掘のために鳥取県のサバ、広島県のカキの養殖事業についても展開していること。

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