大阪市営地下鉄 2019年度東梅田駅に可動式ホーム柵設置など安全対策
大阪市交通局は、ホーム上の安全性の向上を図ることを目的として、可動式ホーム柵の設置拡大に取り組む。さらに、利用客が多い駅および視覚障がい者の利用が多い駅で、人的サポートの強化を行う。
■可動式ホーム柵の設置
(1)早期の取組み(2駅)2019年度に設置予定
・谷町線 東梅田駅
・堺筋線 堺筋本町駅
(2)中長期の取組み
御堂筋線は全駅の設置をめざし、課題解決の検討を進める。
■人的サポートの強化
(1)全駅での対応
全駅有人駅であることから、従前から駅職員が視覚障がい者に、声かけや希望する人へのサポートを実施してきたが、今後、サポートを希望しない人にもできる限り、見守りを強化する。
(2)サポート強化駅での対応(11駅)
利用客の多い駅および視覚障がい者の利用が多い駅では、これまで実施してきた駅職員の声かけによるサポートに加え、駅長室・改札口とホームの駅職員及び駅業務補助要員の間でトランシーバー、インカム等の連絡手段を用いて情報連携を行うことにより、見守り体制を強化する。
【対象駅】
・御堂筋線 新大阪駅、梅田駅、淀屋橋駅、本町駅、なんば駅、長居駅、あびこ駅
・谷町線 東梅田駅、天王寺駅
・四つ橋線 西梅田駅
・堺筋線 堺筋本町駅
【実施時期】2017年4月から
■駅職員の接遇能力向上に向けた取組み
駅職員のサービス介助士資格について、今後5年間で100%の取得率をめざす。
■交通局職員による利用客への声かけ
テキスト、ビデオにより職員のサポート知識を向上し、全職員による利用客への積極的な声かけの取組みを促進する。
○大阪市営地下鉄の可動式ホーム柵(ホームドア)の設置状況(千日前線、長堀鶴見緑地線、今里筋線ではホームと車両の段差・隙間も解消)
路線名 | 駅数 | 設置年月 |
御堂筋線 | 2/20駅 | 2015年3月 |
谷町線 | 0/26駅 | |
四つ橋線 | 0/11駅 | |
中央線 | 0/14駅 | |
千日前線 | 14/14駅 | 2014年12月 |
堺筋線 | 0/10駅 | |
長堀鶴見緑地線 | 17/17駅 | 2011年10月 |
今里筋線 | 11/11駅 | 2006年12月 |
南港ポートタウン線 | 10/10駅 | (うち8駅)1981年3月 |
(うち2駅)1997年12月 | ||
計 | 54/133駅 |